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2019年08月11日

(講演録②)今後の国造りについて:常に意識しているのは「国益」 ~経済、安全保障、イノベーション、そして教育から成る国力のマトリクス~

次に、政治家として今後の国造りについて意識していることを申し上げます。そもそも私たち国会議員は、国民主権という国家の基本原則の下で、選挙を通じて、多くの有権者の方々から、その主権の行使を委ねられた立場にあります。だからこそ責任は重い。その国会議員の一人として、私が常に意識していること。それは「国益」なんです。

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もちろん、世界の平和や世界の繁栄などは素晴らしいことですし、日本にとって重要なことではありますが、日本の国会議員としてまず追求すべきことは、我が国自らの国益だと私は考えています。中でも究極の国益は、「我が国の主権、そして国民の命と暮らしを守り抜くこと」だと考えています。したがって、国際社会との関わり方についても、飽くまで、日本の国益にかなう形で主体的に考えていく必要があると思います。

 

その意味で、19世紀のイギリスの首相パーマストンは、「我々には永遠の同盟も、永遠の敵もいない。あるのは永遠の国益のみ」と言いました。

私は、「いかにしてこの国益を守り、国富を増やすか、そして、いかにして国際社会における日本の存在価値、発言力を高めていくか」ということを常に考えています。

 

もちろん、既に国際社会において、日本は、他国との協調や競争を通じて、国益の追求を図っているが、その過程において、私たちが意識しなければならないことは、「日本独自の価値観や主体性」をもっと大切にすること、そして同時に、「他国の価値観や考え方」についても尊重することだと思います。

 

こうしたことを踏まえた上で、日本の国益を追求していくためには、まずは日本の国力そのものを上げていく必要があります。国力とは何か。常に私の頭の中には国力のマトリクスというイメージ図があるんです。それは、経済戦略と安全保障戦略があり、それを支えるイノベーションがあり、さらにそれを支える教育がある。

 

まず、国家の根幹となる基本政策は、経済戦略と安全保障戦略。豊かな暮らしを生み出す経済政策と、国民の命を守る安全保障政策を車の両輪として、いかにうまく回していくか。そして、この両輪をうまく回すことによって、国際社会における日本の存在価値や発言力を向上させて国際社会のルールメイキングにも積極的に関与し、結果として、日本の経済力や安全保障力を更に高めていく。この好循環を作っていかねばならないと考えます。

 

もう少し具体的に申し上げれば、経済政策については、「日本人」や「日本企業」が国内外において、持てる力を最大限発揮できる環境を整えていくことが必要です。しかし一方で、グローバル化した世界において、他国と競争しつつも、必ずしも欧米の基準や考え方に合わせる必要はないと思います。特に、短期的に株主への配当を重視するアメリカ型の資本主義に無理に合わせる必要はないし、過度な格差を容認してしまう社会であるべきでもない。「売り手によし、買い手によし、世間によし」といった近江商人の三方良しの理念や、江戸時代の思想家・石田梅岩が石門心学の中で「商売において正直であることを徳」としましたが、日本がこれまでに大切にしてきた価値観を埋め込んだ経済の仕組みを考えていく必要があります。

 

一方、安全保障については、現実を踏まえ、日米同盟を基軸としていく必要があると考えますが、先ほどのパーマストンの言葉にもあるように、永遠の同盟はありません。日米同盟を永遠に続くことを前提に、いつでも、いつまでもアメリカが守ってくれるだろうと思い込むことは責任ある姿勢とは言えません。まずは「自分たちの国は自分たちで守る」という体制の構築を目指すべきですし、時間はかかっても、本当の意味での自立に向けて必要な施策を粘り強く進めていくべきだと考えます。

 

加えて、かつて国際政治学の大家である高坂正堯先生が、国家間の関係について、力の体系、利益の体系、価値の体系の3つの体系から成ると指摘したように、複雑な国際情勢を複眼的な視点から捉える必要があります。したがって、単に安全保障といっても、防衛省や外務省が担当する狭義の安全保障のみならず、エネルギーの安全保障、食糧の安全保障、通貨のあり方、あるいは日本の先端技術をどう守るのか、経済安全保障や技術安全保障なども含めて安全保障の概念をより広く捉えていく必要があるし、その体制を作っていかねばなりません。

(講演録③に続く)

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