ビンラディンの死

こんにちは。
小林鷹之です。
今朝は八千代の新川沿いをジョギングしました。
1ヶ月前はピンク色だった道が新緑の道へと様変わり。
まさに「みどりの日」を実感する朝でした。
今年はGWの休日を夏休みに回す企業も多々あるとのこと。
休暇を取られる方も、仕事をされる方も、有意義な時間を過ごせるといいですね。
さて、ウサマ・ビンラディン氏が米軍によって殺害されてから3日が経ちました。
10年前の夏に初めて渡米し、その直後に生じた9・11のあの事件。
直前の8月下旬にワールド・トレード・センターを訪れていたこと。
テロリスト達が乗り込んだ飛行機が、当時私が住んでいたボストンのローガン空港から飛び立ったこと。
そして、何より、あの日の朝、学校で見たアメリカ人のクラスメート達が泣き叫ぶ姿が今でも脳裏に焼き付いていることから、今回の殺害については、個人的にはようやく一つの区切りがついたと感じる部分があります。
しかし一方で、9・11を契機に大きく構図が変わった国際社会は、あれから10年が経とうとしている今、もはやビンラディンの存在とは関係なく、不可逆的に姿を変え続けています。
テロとの戦いは、これで終わりになったわけではありません。
いや、終わりは無いのかもしれません。
この果てしなき戦いに対して、我が国としてどのように対処していくのか、これを機会に今一度確認する必要があると思います。
私は大きく二つポイントがあると思います。
一つは、テロという極めて卑劣な行為に対して断固たる対応を取り続ける方針を堅持・発信し続けることです。
「スパイ天国」とも揶揄される日本の国内で、北朝鮮の工作員が本気で原子力発電所を狙ったらどうなるか。
今回の震災・津波による影響をも超える被害も想定されます。
テロは解決するものではなく、予防するもの。
テロリストが付け入る隙のない監視体制の構築や情報網の強化を継続していくことが肝要です。
もう一つは、米国をはじめとする西洋諸国とイスラム諸国との融和を可能な範囲で介助することです。
「テロとの戦い」以来、米国政府は、敵視する対象がイスラム諸国ではなくアルカイーダをはじめとするテロリスト・テロ集団であると繰り返し説明してきました。
しかし、アフガン、イラク、あるいはイランへの対応など米国の中東政策は、アラブ諸国においては、反イスラエルの感情も相まって、根強い反米感情を育んできました。
それをテロリストが巧みに利用してきた現実があります。
アラブ諸国では、アルカイーダなどテロリスト集団へのシンパシーはかなり弱くなってきてはいるものの、今後の動向については予断を許さない状況にあります。
そのような中で、我が国としては、まずは自らの地政学的リスクに対処することに主眼を置くのは勿論ですが、中東における政治的な安定に貢献していくことは、世界平和のためだけではなく、自らのエネルギー安全保障の観点からも理に適っています。
排他的な一神教を崇拝する国々の中で、八百万の神を受け入れる土壌のある日本が果たすことができる役割も少なくないと考えます。
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