中央アジア ~馴染みがないけれど重要です~

みなさん、こんばんは。
こばやし鷹之です。
今日は雨がぱらつきましたが、全体的に過ごしやすい一日でしたね。
午前中には、長崎への原爆投下に関する平和祈念式典に一般参加者として参列しました。
その席で、地元中学生のコーラス隊が歌っている最中に、そのうちの一人の女の子が突然前にふらっと倒れてしまいました。
緊張のためだったのか、あるいは、日差しが弱いように見えて熱中症にかかってしまったのか、原因はわかりませんがヒヤリとしました。
体調を崩しやすい季節ですので、体調管理には気を遣いましょう。
式典では、別の中学生が自作の詩を朗読しました。
「前へ」
という題名でした。
印象に残る詩でした。
「誰が悪いとか誰のせいだとか、誰が誰が、とばかり言うけれど、そんなんじゃ現状は何も変わらない。
みんなで前へ進もうという気持ちがない限り。」
こんな趣旨の一節が含まれていました。
ほんとにその通りだと思います。
何事においても、失敗した場合には徹底的な原因究明が必要です。
でも、それは二度と同じ過ちを繰り返さないために行うものであって、
過去の感情的なしこりをルサンチマン(恨み)として積み重ねるためのものであってはなりません。
若い世代にはこの詩にあるような気持ちを常に持ち続けてもらいたいと思いました。
勿論、自分を含めた大人もそうあらねばなりません。
さて、先日、岡田外務大臣が中央アジアを訪問しました。
外相の訪問としては6年ぶり。外相会合は4年ぶりです。
本来は、2008年にも開催される予定だったのですが、当時の自民党政権が不安定だったこともあり、開催が見送られてきました。
いつも、批判されているばかりの民主党の外交ですが、
本件については、私は積極的に評価したいと思います。
みなさん、中央アジアといってもピンと来ない方が多いと思います。
ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタン、キルギス、トルクメニスタン。
国名も似ていますし、「アジア」といっても、日本からはやや距離がありますから、あまり馴染みがないと思います。
でも、この中央アジアという地域は、日本の安全保障上、ものすごく重要だと私は考えています。
まず、天然資源が豊富。
石油・天然ガスのみならず、レアメタル(希少金属)の埋蔵が確認されています。
資源貧国の我が国にとって、これらの国々と友好関係を築いておくことは、エネルギー安全保障上不可欠です。
そして、紛争国であるアフガニスタンに至る交通の要衝でもあります。
テロリストや麻薬の供給路を塞ぐことが平和への道のりの第一歩であるとも言えます。
しかしながら、
私が以前から危惧しているのは、
この地域に大国の触手が既に伸びていることです。
旧ソ連邦なので、ロシアについては勿論ですが、
中国の影響力が相当高まっています。
上海協力機構(中露+トルクメニスタンを除く4か国)を立ち上げ、関係強化を着々と図っています。
資源の大消費国としての思惑に加え、
この地域への米国の影響力の浸透を阻止することによって、外交上のレバレッジを確保する思惑もあります。
我が国も2004年に「中央アジア+日本」対話という外相レベルの枠組みを設けました。
今後この地域へどれだけ食い込めるかによって、中国との二国間関係を含む国際社会の場での日本の交渉力は左右されると思います。
しかし、上述の通り、最近の対応は疎かになっていました。
メディアでも取り上げられず、したがって、国民の関心事とはならなかったことも原因の一つかもしれません。
そのような中で、岡田外務大臣が今回中央アジアを訪問したことは有意義なことであったと思いますし、今後もこの関係を強化していくことを期待します。
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