事業仕分け

おはようございます。
こばやし鷹之です。
昨日はすごい雨でしたね。
週末のイベントは殆ど中止・延期となりました・・・
なので昨晩は、家族3人で迎える妻の初めての誕生日をゆっくりと祝えました。
5か月の娘と一緒にママへのプレゼントをつくりました。
粘土に片手を押しつけて手形をとって、焼いただけですが・・・
みなさんは、どのように過ごされましたか?
さて、昨日、事業仕分けの第3弾が終了しました。
前の職場の先輩であり、普段お世話になっている、民主党の玉木雄一郎議員がとりまとめ役を務めていて、先輩の活躍する姿に刺激を受けました。
党は違えども、尊敬できる方とは、この国の未来を作っていくために協力できる部分はどんどん協力していくべし、というのが私のスタンスです。
その代わり、意見が異なる点については相手よりも良い提案を示し、実行に移していく。
そんな切磋琢磨する政治の実現に少しでも貢献したいです。
その事業仕分けですが、個々の論点はさておき、全体として二つ感じたことがありました。
1つは、良いと思った点。
それは、有権者にとって専門的で難解な点をできる限り分かり易く示す努力をしている点です。
例えば、先日取り上げられた、外国為替資金特別会計の積立金の話。
この場で詳しい話は避けますが、この特会が現在保有ししている外貨建て資産(その大半は米国債と言われています)を売却して借金を返せないのか、という質問が仕分け人から出たそうです。
「そんなことしたら、米国債市場に多大なインパクトを与えて、金利が上昇し、金融市場が混乱するじゃないか!」
というのが専門家としての立場です。
私も以前国際金融に関わっていた者として、「ちょっと基本的過ぎる質問じゃないか?もっと仕分け人は勉強して臨んだ方がいいんじゃないか?」
と一瞬思ってしまいました。
でも、見方を考えれば、専門家以外の方にとってみれば、
「たくさん資産があるんだったら、それで借金を返したらいいじゃないか」
と考えるのが自然なわけで、仕分け人の単なる勉強不足か、意図的な質問であったかどうかは別として、専門家の言い分にもしっかりと耳を傾ける姿勢さえあれば、結果としては有権者の理解が深まる効果があったと思います。

一方で、もう一つ気になったことがあります。
やはり、蓮舫大臣や枝野前幹事長らの一部の仕分け人の態度です。
政治家としてのパフォーマンスなのでしょうが、官僚を上から目線で威圧し、「抵抗勢力」としてのレッテル張りをしようとする意図が透けて見えます。
元官僚であるからといって、私は官僚を擁護する立場はとりません。
ただ、中にいたからわかることがあります。
ごく一部の官僚が不祥事を起こすから、十把一絡げに官僚全体にネガティブなイメージが持たれている傾向があります。
しかし、実際には、この国の未来を真剣に考えて粉骨砕身している人がたくさん存在するんです。
家族との時間も犠牲にしながら、誇りを持って頑張られている人がたくさんいます。
テレビを見ていて、知人の官僚が何人か出てきていましたが、彼らの誇りを居丈高に一蹴する政治家の態度に、私は大きな違和感を覚えました。
官僚を共通の敵のような存在に仕立て上げて、有権者の感心を買おうとする態度こそ、迎合政治そのものだと思います。
我が国の三権分立、議院内閣制の原則に立てば、官僚が持つ国への奉仕の心を上手にマネジメントすることも政治に課された大きな役割です。
距離を近くすると官僚に取り込まれてしまうかもしれないとの懸念があるのかもしれませんが、逆に言えば、政治家としての気迫さえ備えていれば、そんなインセンティブを官僚が抱くとは思えません。
むしろ、意欲ある人に思う存分働いてもらう環境を整備していくことによって、我が国最大のシンクタンクの力を最大限引き出して世界と勝負していく体制を作っていくべきではないでしょうか。

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