問題に向き合う姿勢
こんばんは。
小林鷹之です。
徐々に日が短くなってきますね。
朝目が覚めると、辺りは真っ暗。
もう一度布団にもぐり込みたくなる自分との戦いです(笑)。
さて、今日は地元にある、知的障害者(児)の通所更生施設を訪問させて頂きました。
「地域で、普通の、大人としての、生活を」
という標語の下、地域のボランティア活動にも参加され、陶芸、織物、木工、農園芸などの生産活動(仕事)もされています。
特に、生産活動については、原材料をはじめ、とにかく「本物」にこだわっているとのこと。
近所のショッピングセンターの一角を借りてセールをする際も、決して安売りはしません。
「障がい者の作品だから」買ってもらうのでは意味がない、「質が高いから」買ってもらうようにならないと、と理事長が仰っておりました。
何より驚いたのは、施設に鍵が無いこと。
通常、老人ホームであれ、障がい者施設であれ、部屋に鍵がついているのが普通ですよね。
理事長の言葉。
「普通の大人として接する以上、鍵をつけて管理するようなことはしたくないんです。勿論、トラブルもあります。勝手に外に出て行って、迷ってしまうこともある。でも、そんな時は、『何故、この人は外出してしまったのだろうか?何か原因があったんじゃないか?』スタッフ皆で考えるようにしています。」
本質を突いたコメントに思わずハッとさせられました。
対症療法ではなく、問題の本質を突き止め、向き合い、根本的に解決しようとする姿勢。
勉強をさせていただき、ありがとうございました。