学童保育の現場

小林鷹之です。

今日は、午前中に、八千代市内の学童保育所を3か所視察させていただきました。

先日、市内にて同世代の働くお母さんたちと懇談させていただいた際に、学童保育のあり方について多くのご意見やご要望を伺わせていただきました。

「子育て支援」の必要性が強調されながらも、働く親、特に女性の方々から感じた切実な思いに、行政や政治がいかに対応すべきなのか、学童保育の現状をまずは自分の目で確かめようと思いました。

社会福協議会や市の子育て支援課の方々のご協力をいただきながら、市内の学童保育の現場を3か所視察いたしました。

現場の指導員の方々にもご同席いただき、率直なご意見を伺わせていただきました。

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それぞれの場所によって、異なる地域事情があるのですが、まず、共通して感じたことは、いわゆる「縦割り」の弊害です。

教育委員会や小学校を所管する文科省と学童保育を所管する厚労省の縦割りが現場にもそのまま反映されている気がしました。

都市部において学童保育の不足が深刻化する中で、学校の空き教室を活用するのが最も手っ取り早いし、安全です。

しかし、小学校によっては、縦割り行政の弊害で、空き教室があるのに学校の敷地外で学童保育を実施せざるを得ない現状があります。

また、学校内に施設がある小学校でも様々な問題があります。

例えば、学童保育と放課後クラブが学校内に併設されている小学校がありました。

放課後クラブとは、両親が在宅の家庭であっても自由に登録できる遊びを目的とした無料のクラブで、1~6年生全員が対象です。学校教育の一環ですから文科省の管轄。そして先生が担当します。

放課後クラブの部屋と学童保育の部屋とが同じ小学校の中に隣接しているのですが、部屋の設備が大きく異なるんですね。

床や壁や排水管など、学童保育の設備が明らかに古い。

国や市役所における所管が異なり、予算が別々に計上されているため、教育予算を学童保育に充てることはできない仕組みになっています。

放課後になって、一方は新しい部屋に、他方は古い部屋に、少なからず違和感を覚えました。

また、細かなことですが、それぞれの子供達が同じトイレを利用しますが、トイレットペーパーやスリッパの備品の代金をどちらの予算から出すのか、掃除はどちらがどこまでやるのか、など、一見些末に思える問題が現場の方々にとっては大きな問題になっていました。

同席して下さった教頭先生は学童保育にとても理解のある方でしたが、校長先生や教頭先生が学童保育に理解がない小学校は大変だとも聞きました。

属人的な要因で子供達の環境に変化が生じることは本来あってはなりません。

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そして、指導員の方々の処遇の問題も深刻です。

保育園などと比べると、年齢が高いため、子供達の行動範囲も広く、体力的に非常にきつい仕事になっています。

給与の関係もあり、定着率は高くないと伺いました。

そして、発達障害の子供がいる場合は更に現場の状況は厳しいようです。

心が不安定になっている子が突然友達の首を絞めるようなケースもあるとのことで、規定の指導員数では到底足りないとの声もいただきました。

小さな子供を抱える一人の親としても、本日いただいた現場の声を受け止め、学童保育の問題にしっかりと取り組んでまいります。

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