決意
11年間勤めた職場を退職し、政治活動を開始してから2年8か月が経過しました。
外交官として米国ワシントンに赴任した際に感じた、世界における日本の存在感の著しい低下。
「日本には未来が感じられない」
「Japan Nothing(存在感ゼロ)」
多くの海外の友人から言われた言葉の数々。
無茶苦茶悔しかった。
そして、政権交代の前も後も変わらない内向きの政局ありきの日本の政治。
無茶苦茶歯がゆかった。
(ふざけるな・・・)
憤りと焦燥感に突き動かされるように、政権交代直後のどん底状態の自民党の門を叩いたあの日、谷垣総裁から言われた言葉。
「今の自民党からやるのか?お前、本気か?」
折しも、父親になろうとしている時でした。
高揚感と同時に込み上げてくる不安。
政治に挑戦することが、生まれてくる小さな命に対して何を意味するのか。
安定した職場を捨てれば無職になる。
無職になって挑戦しても結果が出るかは分からない。
悩まなかったと言えば嘘になります。
それでも、挑戦を決意したのは、生まれてくる娘の存在でした。
選挙の前にだけ聞こえの良いことを連呼する、場当たり的で迎合的な政治が続いていたら、娘と同じ世代の子供たちは、日本人として生まれてきたことに誇りや自信を持てるだろうか・・・
どうしてもそうは思えませんでした。
今回の挑戦は小さな娘を抱える父親としての挑戦です。
私は、日本に活力を取り戻したい。
特に、私よりも若い世代、そして子供たちが将来に対して希望を抱けるように、日本に秘められた「可能性に挑戦する政治」を実現していきたい。
日本人の底力、日本企業の底力を最大限に引き出す環境を作り、世界と堂々と勝負できる国家にしたい。
失敗する確率を恐れるのではなく、可能性に賭ける挑戦型の社会を構築したい。
現実から目を背ける現実逃避型の政治ではなく、現実を乗り越える際に伴う痛みを補って余りある未来の姿を示せる政治を実現したい。
次世代への責任は必ず果たします。
責められるべきは今の民主党政権だけではありません。
自民党の政権下でも、選挙の前になれば、与野党こぞって聞こえの良いことを連呼してきたし、そうした政治を、私を含めた有権者が一定程度容認してきた責任がある。
だからこそ、政治を変える責任も私たち自身にある。
衆議院議員は「代議士」と呼ばれます。
誰かの代わりに議論をし、誰かの声を代弁するからです。
その声は、既得権益を享受している一部の人たちの声ではありません。
それは、有権者である私たちの声。
でも、それだけでもありません。
今問題となっている財政にしても年金にしても、ゆくゆくは今の子供たちの身に直接降りかかってくる問題。
でも、子供たちは投票権を持たず、自らの将来に対し声を発することすら許されていない。
だからこそ、その声なき声を代弁する。
それが、私、小林鷹之にとっての「代議士」の意味。
次世代の声を黙殺する、極めて無責任な迎合政治とは徹底的に戦います。
耳障りなことも口にするかもしれないし、
結果として、人に嫌われるかもしれないけれど、
子供たちに将来誇りに思ってもらえるような行動をとる。
それが私の信念です。
最後に。
従来、政治家に必要とされてきた、
地盤も、知名度も、資金もない、
私、小林鷹之がここまで政治活動を続けて来られたのは、
多くの皆様のお支えがあったお蔭だと認識しています。
そのことに心から感謝しつつ、自らの思いを徹底的に、堂々と訴えてまいります。
公職選挙法の規定により、明日からはHPやブログを更新することはできなくなります。
1人の100歩は社会を変えられないかもしれないけれど、
多くの方々と共に踏み出す1歩は必ず社会を変えられる。
未来を拓きます。
絆を力に。
自民党千葉2区支部長
小林鷹之