訪韓

こんばんは。

小林鷹之です。

今週は、出張が続きました。

昨日から一泊二日で韓国を訪問してきました。

最近の日韓関係が冷え込んでいるのはご承知の通りです。

慰安婦、教科書、竹島、徴用工判決など、歴史認識や領土をめぐる問題がプレイアップされ、お互いに国のリーダーが代わってから未だに首脳会談が開けていない異常な状況にあります。

日韓双方に、それぞれの言い分はあるでしょうが、日韓関係が冷え込んでいることは双方の国益を損ねますし、それで利するのが誰なのか、冷静に考える必要があります。

政治に求められていることは、問題を作り出すことではなく、問題を解決すること。

解決するためには、まずは信頼関係を醸成する必要があります。

まずより始めよ、自分たちにできることをしようということで、両国の関係が冷え込んでいる今だからこそ、一歩を踏み出すべく、この度、若手国会議員有志で韓国の与野党国会議員、民間企業経営者、有識者などと意見交換をしてまいりました。

折しも北朝鮮ではナンバー2の張成沢氏が処刑されたため、韓国メディアはそれに関する報道で一色。

日本と違い、陸続きである韓国では、緊迫感を肌で感じましたし、零下の冷たい空気がそれに輪をかけたような気がします。

面会の詳細な内容については、こうした場で記すことはいたしませんが、ご想像されるような一連のテーマについては相当ストレートに議論をしてきました。

当初少し懸念していたような険悪な雰囲気にはならず、むしろ、冷静に議論できたと思います。

センシティブなテーマについては主張が平行線に終わりましたが、少なくとも、お互いが相手の立場に立って物事を考えることの重要性については各人意識が高まった会合であったと思います。

個別の問題はさておき、日韓関係が冷え込み、両国間のテンションが高まってくると、

・本来共有している、民主主義、基本的人権の尊重、法の支配、あるいは、忠孝の精神などよりも、両国間の対立点にばかり目が行ってしまうこと。

・日韓関係は、日本と韓国のバイの関係ではなく、中国、アメリカ、北朝鮮、といった、より大きな東アジアの情勢やパワーバランスの中で位置づけられなければならないのにそうした視点が薄れてしまうこと。

が問題として生じているように思います。

今、私自身にできることは限られているかもしれませんが、今回訪韓したメンバーは30代、40代。

特に、今回議論した同世代の韓国国会議員の方々と、引き続き、直接会って、議論して、そして、飲んで、個別の課題をとことん議論しても壊れないだけの信頼関係をまずは作っていきたいと思います。

「対話のドアを常にオープン」と最近よく耳にします。

しかし、それだけでは不十分な気がします。

首脳同士が動き辛い環境にあるからこそ、動ける人間が能動的に動き、そうした環境を少しでも改善できるように汗をかかなければならないと思います。

国益をしっかりと念頭に置いて、目先の関係ではなく、10年、20年、30年先の日韓関係を未来志向で構築していけるよう行動してまいります。

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