2011年度予算編成に関して

こんばんは。
小林鷹之です。
最近、運動不足で体重が増え気味だったので、久しぶりに地元八千代の新川沿いを軽くランニングしました。
朝の冷え込みは厳しかったですが、空気が澄んでいて気持ち良かったです。
心も体もリフレッシュです。
さて、来年度の予算編成も大詰めを迎えています。
例年、12月24日が政府予算案の閣議決定日ですので、この時期、前の職場である財務省は文字通り不夜城と化します。
元の同僚たちが夜を徹して追い込みをかけている姿が目に浮かびます。
その来年度予算ですが、また、禁じ手が使われることになるようです。
民主党がこだわっている、国債発行額を44兆円以下に抑えるためには財源が不足しています。
政府はあの手この手で財源を見つけようと努力していますが、もはや多額の埋蔵金は眠っていません。
そこで今回も外為特会(外国為替資金特別会計)の「来年度」の剰余金が一般会計の歳入として見込まれることになるようです。
外為特会とは、主に為替介入に伴うお金のやりとりを管理する特別の財布(特別会計)です。
例えば、マーケットが急激に円高に振れた時に、円売り・ドル買い介入を実施することがあります。
その際、政府短期証券(FBと呼ばれる円建ての短期国債)を発行して円を調達し、それをドルに換えます。
手にしたドルは何らかの方法で運用しなければならないので、米国債などを購入します。
そうすると、毎年、金利収入があるわけです。
勿論、負債であるFBに関連する利払い(金利の支払い)もありますが、近年、
米国の金利 > 日本の金利
となっているので、差し引きするとプラスの金利収入が生まれます。
ざっくり言えば、これが外為特会の剰余金と呼ばれるものです。
本来、この剰余金は積み立てていくことが想定されています。
何故なら、外為特会の負債は円建て、資産は外貨建てなので、為替相場の変動リスクに晒されるからです。
ただし、そのようなリスクを考慮した上で、なお余裕がある場合には通常の財布(一般会計。メディアが「予算」と呼ぶもの)に繰り入れることができます。
でも、ここで考えてみてください。
来年度剰余金がいくら発生するかは分からないわけです。
ある程度は推測できますが、やはりマーケットの状況や為替介入の有無にも左右されるからです。
だから、通常、剰余金は実際に発生した後に、その次の年度の一般会計の予算に繰り入れるのが筋ですよね。
でも、2011年度(来年度)予算については、2011年に発生すると「仮定される」外為特会の剰余金を同じ2011年の一般会計の歳入としてカウントする、つまり先食いすることになる見込みのようです。
それだけ、財源を見つけるのに苦労しているということなんですね。
年金の国庫負担率の引き上げに伴う財源捻出にも対応しなければならない中で、いつまでこの苦肉の策を続けることができるのか。
私は甚だ疑問に感じています。
何故なら、いわゆる「バラマキ4K」と呼ばれる政策、
子ども手当て
高速道路無料化
高校無償化
戸別所得補償
これらは恒久的な制度なんです。
恒久的な制度には恒久的な財源の裏付けが必要なのに、それが無いんです。
だったら、制度を変更・廃止するか、あるいは、恒久財源を見つけるしかありません。
みなさんだったら、どちらを選択しますか?
バラマキをやめますか?
それとも、
バラマキを続けるために更に税金を払いますか?
答えは明らかだと思います。
外交政策では、ようやく日米同盟の大切さを総理が認識し、普天間の問題についても自らの過ちを認めました(謝罪は不十分ですが)。
経済政策についても、バラマキ4Kの過ちにも早く気がついていただきたいと切に願います。
(法人税率の5%引き下げを含め、まだ言いたいことがあるので、またの機会に)
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