G20(その3)

こんにちは。
小林鷹之です。
今日は2月22日ですね。
アヒル(2)が3つ並んでます。
毎晩風呂で3羽のアヒルさんと戯れている娘を思い出しました。
どうでもいいですね(笑)。
今日も頑張っていきましょう!
さて、昨日までの続きです。
今回のG20でも、世界的不均衡の是正を含め、コミュニケ(共同声明)は中途半端な内容となりました。
これはG20という会合の性格上、仕方ないんですね。
そもそも、この会合は、アジア通貨危機の教訓を踏まえ、先進国と新興市場国とが意思疎通を図り、協働する場として設けられました。
しかし、そこには限界があったんですね。
数の限界です。
当然ですが、参加国(地域)数が多くなればなるほど、意見の集約・合意への到達が難しくなるわけです。
比較的共通点の多い先進国だけが集まったG7でも共同声明の作成はとても難しいのですが、ましてや、経済の発展度合が異なる新興市場国が加わるのですから、その難しさたるや筆舌に尽くし難いんですね。
私も実際にG20を担当していた時期がありました。
会合に出ると、とにかく意見が出るわ出るわ。
それまでG7に入れなかった新興市場国は、鬱憤を晴らすかのような勢いで思いの丈を口にします。
したがって、議論をまとめて、何か実質的なことを決めようとする雰囲気にはならないんですね。
誤解を恐れずに言えば、先進国から見れば、新興市場国のための「ガス抜き」の会合だったんです。
それが、サブプライム問題に端を発した金融危機とオバマ大統領の誕生により、状況が変わってきたんですね。
まず、リーマンショックの影響が大きかった。
私もこの危機の震源地におりましたが、毎朝、株式市場が開いた直後の株価の動きを見るのが怖くて仕方ありませんでした。
CDS(クレジットデフォルトスワップ)や証券化という言葉が一時期流行りましたね。
簡単に言えば、全世界にリスクが分散された結果、誰が抱えているリスクが顕在化するか、誰もが把握できず、誰もが不安に感じた。
そのため、全世界のマーケットが崩壊しかけ、先進国のみならず、全世界的に対応しなければならない必要があった。
それも、緊急性が高かったので、財務大臣よりも高いレベル、首脳レベルで即座に行動する必要があった。
それで、それまで財務大臣(・中央銀行総裁)レベルの形骸化したG20が首脳レベルに引き上げられたわけです。
そして、当初は、この会合は未曽有の金融危機に対応する一時的なものと考えられていたんですね。
でもそうはなりませんでした。
(続きは次回へ)
ブログ一覧へ