「マスク2枚」について

「その前に他にやることないのか」


ここ数日、地元の皆様から厳しいお叱りを頂きます。
私も、最初に耳にした時、「?」と感じましたが、総理記者会見の発言を読むと、背景は下記の通りです。

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202004/1corona.html

・マスクの生産量
先月:6億枚超(生産) → 今月:7億枚超(供給確保見込み)

・対医療機関のサージカルマスク配布量
先月:1,500万枚 → 来週:追加で1,500万枚予定
地域によっては、医療崩壊寸前のところで懸命に踏ん張って下さっている方々への支援は最優先です。

・高齢者施設、障害者施設、全国の小・中学校向けには布マスクを確保(順次配布予定)

・その上で、来月にかけて、更に1億枚を確保するめどが立ったため、全国5,000万余りの世帯全てを対象に「マスク2枚」を配布予定

以上はマスクに限った話です。

来週7日には、政府の経済対策が閣議決定される予定です。既にお伝えしておりますように、無利子無担保融資や雇用調整助成金の拡充を含め、様々な対策を打ち出し済みです。また、上記経済対策には、生活支援を目的とした給付措置や、企業の資金繰り支援としての納税猶予措置など、様々な追加措置が決定される予定です。また、それで終わりではなく、反転攻勢期に向けた対策も予定されています。

マスク2枚はその一部に過ぎませんが、確かに、国民のみなさまが、先が見通せない戦いの中で、大きな不安と疲労をお感じになられる中で、今回の「マスク2枚」の打ち出しについては唐突感は否めないと思いますし、コミュニケーションの方法を改善しなければならないとも思います。

一方で、私自身について言えば、こうした状況の中で政府の対応の行き届かない部分に目が行きがちになるのも事実ですが、政府関係者の皆さんは、この週末も不眠不休で対応されているでしょうし、かなりの時間が経過しているので、疲労も極限に達しているのではないかとも推察します。

こうした中で、私も一国会議員として、地元活動にはかなりの制約があるものの、多くの方々から様々な声を頂き、できる限り前向きな提案を通し、社会を支える一助となれるよう力を尽くしてまいります。

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