イノベーションエコシステム構築に向けて
久しぶりのブログです。
しばらく遠ざかっていたこのサイトですが、今後はできるだけ更新していきますので、よろしくお願いします。
先ほど、衆議院の厚生労働委員会が閉会しましたが、今週は国会対応をめぐり与野党間の緊張がやや高まった週でもありました。最近問題として取り上げられている一連の政府の対応を見ていると、やはり何かがおかしいという気がしてなりません。
それぞれの問題について、国民の皆様への説明責任をしっかり果たすことを求めていくのも与党の役割ですが、一方、今月中旬には日米首脳会談が予定されています。
我が国を取り巻く、現下の厳しい国際情勢に鑑みれば、我が国政府のリーダーである安倍総理がしっかりと他国と交渉できる環境を作っていくことが国益にかないます。その意味で、現在の国内の政治情勢は決して楽観できるものではありません。常に国際的な日本の立ち位置をも頭に入れながら、責任ある行動を心掛けてまいります。
昨秋の総選挙によって3期目になってから、様々な政策課題に取り組んでいます。随時、紹介していきたいと思いますが、その一つはイノベーション政策です。
GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)など、シリコンバレーを抱えるアメリカはもとより、隣の中国においてもアリババやテンセントといった新たな企業が急成長し、世界に大きな変革をもたらし、新たな市場を生み出しています。
こうした中で、日本はイノベーションという点で他国に遅れているとの見方が大勢ですし、将来に対しても悲観的な見方も少なくありません。
しかし、長い歴史を振り返った時に、これだけ多くのイノベーションを起こしてきた島国も珍しいと私は考えています。ポテンシャルはある。そして、アメリカやヨーロッパとは異なる、日本独自の強みや蓄積もある。
それらを活かした日本発のイノベーションが自然発生的に生まれ続ける自律的なエコシステムを作っていくこと。私たちにとって大きな挑戦です。自民党知的財産戦略本部の甘利明本部長の下で、精力的に取り組んでいます。
そのためにも、シーズ(seeds=種)とニーズ(needs)をマッチングさせるにはどうすれば良いか。大学や国立研究所、そして産業界の意識改革やそのための仕組みも必要でしょう。
そして、そこで生まれた知的資産をマネタイズしていく仕組みはどうあるべきか。更には、我が国企業が国際競争力を持つためのルール形成にも積極的に関与していかねばなりません。
メインプレイヤーは言うまでもなく民間の企業であり個人です。ただ、そのプレイヤーが力は発揮しやすい環境づくりに国が貢献できることもあると思います。
多くの有識者からのヒアリングや党内での議論を重ねながら、日本のポテンシャルを引き出せるアウトプットを出すべく尽力してまいります。
それでは、地元の会合へ向かいます。皆さん、1週間、お疲れ様でした。