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エネルギー政策に関する国会質疑②(直近の寒波を踏まえて)

前回のブログの続きです。

先日の予算委員会の分科会で梶山大臣はじめ資源エネルギー庁とエネルギー政策について議論いたしました。

今回は、直近の寒波(日本、テキサス等)を踏まえた質疑部分です。

〇 これまで2050年の姿について質疑してきたが、翻って足元の状況について考えてみたい。先日の寒波によって、あわや大規模停電か、という寸前まで行ってしまった。今回は大手電力会社や自家発電企業の対応にも助けられて大惨事には至らなかったが、教訓を活かしていくことが大切。現在、私が事務局を務めている「真の地産地消型・地域共生型エネルギーシステム議員連盟」において、今回の背景については伺ったが、その対策はまだ聞けていない。

〇 わが国が大きく依存しているLNGは備蓄可能期間が短く、また、今後、購買力を更に増すであろう中国をはじめ諸外国との争奪戦になると思われるが具体的にどう確保していくのか? また、再エネ(今回のケースでは太陽光)が悪天候の際に頼りにならなかったわけだが、今後どうしていくのか?

〇 わが国の寒波の事例のみならず、あの温暖なテキサスでさえも、今回大寒波が来て、パニックになった。原因はいろいろとあるようだが、例えば風力発電の規制緩和もその原因の一つとされ、エネルギー供給のあり方について警鐘が鳴らされている。東日本大震災以降、「『想定外』という言葉はもはや使えない」とよく言われてきたが、いまだに「想定外」との言葉が使われる。電力については、これは許されない。

〇 昨年末に、党の「新国際秩序創造戦略本部」で提言をまとめた。その中で、主要産業についてはリスクシナリオを作成し、脆弱性を洗い出し、その対応策を検討することを政府に求めた。エネルギーは主要産業の中でも最も大切な産業だと位置づけられる。リスクの洗い出しとその対策についての政府の検討状況を可能な範囲で答えて頂きたい。あらゆる点について「絶対大丈夫」と思い込むことなく、複合事態なども含め、深みのある検討を期待。

 

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