メールマガジンvol.45

《 小林鷹之メールマガジン vol.45》


小林鷹之メールマガジン Vol.45は、下記の内容でお送り致します。

1.自民党機関誌「自由民主」(令和元年8月27日号)掲載「我思う」
2.伊吹文明元衆議院議長のセミナーで講演
3.第11回小林鷹之東京後援会「飛鷹会」朝食勉強会のご案内


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■─「亡き方の思いに応える」─■
自民党機関誌「自由民主」(令和元年8月27日号)のコラム
「我思う」に寄稿しました。
記事はこちらから https://bit.ly/2ZmAYSn

お盆。この世に生きる者と大切な亡き人が触れ合う、日本人
にとって大切な伝統行事。「あるものはある。ないものはな
い。」そう喝破した古代ギリシャの哲学者パルメニデスの思想
とは違う。既にこの世を去った多くの先人の思いの中に自分は
生かされている。

今年の新盆もそう。例えば、自動車板金職人の方。9年前に
仕事を辞め、政治活動を始めたばかりの頃。一人で古いミニ
バンを運転していると、腐食していた運転席のドアがちぎれ
落ちそうになった。慌てて飛び込んだ板金工場の親方にかけ
られた言葉が心に残る。「金はいらない。将来議員になって
日本を良くしてくれたらいい」。こんな自分に期待をかけて
くれたことが、涙が出るほど嬉しかった。

最近の低投票率。政治への関心が低下しているとの声も聞く。
でも、こうして政治の可能性に賭けてくれた方がいる。
その思いに応えたい。そして、その思いに応えるだけの行動
をしているか、常に自身に厳しく問い続ける政治家でありたい。


■─伊吹文明元衆議院議長のセミナーで講演─■

令和元年8月9日に開催されました、伊吹文明元衆議院議長の
政経セミナー「令和の時代を如何に生きるか~取り戻すもの・
付け加えるもの~」で講演する機会を頂きました。
私の政治家としての基本的な考え方をお話しさせて頂きました。

講演録は5回に分けて小林鷹之のブログに掲載しています。
このメルマガでは講演録1のみ掲載致しますので、続きは
こちらにアクセスして下さい。
http://kobayashi-takayuki.jp/blog/

「講演録1:これからの政治に求められる姿勢と保守政治の
本質について」

 衆議院議員の小林鷹之と申します。千葉県からやってまいりま
した。フォーラムとは関係ありませんが、ただ今、地元の市立
習志野高校が甲子園で沖縄尚学高校と戦っていて、5回表を終
わって3対3。私が話し終わる頃には、試合は終わっているか
と思います。

本日は、日頃からご指導いただき、尊敬する大先輩である伊吹
文明先生のフォーラムでお話させて頂く機会をいただき心から
感謝をしております。感謝という次元を超えて、本セミナーの
最後のスピーカーが私であることに大変恐縮しておりますが、
今朝の千玄室大宗匠の話の中で、「国会議員は国のために命を
捨てる覚悟で臨め」というお言葉を頂き、身が引き締まる思い
ですし、これからの政治人生に生かしていきたいと思います。

 今日は、「令和の時代の政治を担う覚悟」と題されております
が、私からは、まず最初に、伊吹先生からご指導いただく中で、
国内外の様々な情勢を見ていて、これからの政治に求められる
姿勢のあり方について私なりの考え方を申し上げます。その上で、
まだ当選3回ではありますが、私自身が政治家として何を目指
しているのか、お話させていただきます。

今、世界に目をやると、ホルムズ海峡の緊張の高まり、米中対立
は激化し、朝鮮半島情勢は不透明。国際情勢が流動化しています。
また、日本国内も含め、世界各地でいわゆるポピュリズムが台頭し
つつある国際政治の中で、感じることがあります。

それは、この講演の副題にある「揺るがぬ信念・寛容な姿勢」とは
裏腹に、「揺るがぬ思い込み、すなわち独善と、偏狭な姿勢」が
蔓延しつつあるように感じます。

 その中で、日本が国際社会において毅然とした立ち振る舞いをする
には、政権与党である自民党が本当の意味での保守政党として、
責任あるかじ取りを担い、「秩序の中に自由を求める自立した国家」
を目指す必要があります。

伊吹先生の勉強会で稲田先生たちと一緒に「真の保守主義」とは
何かを学ぶ中で、私の中での「保守主義」が立脚する原点は、
自分自身も含め、人は不完全な存在であり、常に過ちを犯しうる
存在であることを真摯に認めることだと考えています。今朝の
大宗匠の話にも、「人間は未完全」であるとの言葉がありました。

 京都大学名誉教授の佐伯啓思先生が「西田幾多郎先生」に関する
ご著書の中で、洋の東西を問わず、「哲学に関しては、思い上がり
を捨てて、自らの無知を自覚することが第一歩である」と指摘して
います。

 その西田幾多郎先生は、自分と徹底的に向き合い、自己の底を
のぞき込み、その底を突き破った、その果てに普遍的で絶対的な
もの、いわゆる「無」、「絶対無」を見出されたわけですが、
そこの境地にたどり着くことは私のような凡人には難しいこと
ではあるにしても、自分が過ちを犯しうる存在であることを真摯
に受け止め、謙虚であり続けようと意識することはできると思い
ます。

 そうすることで、自分一人の“ちっぽけな”理性に頼るのではなく、
夥しい数の先人たちの経験や英知の結集が詰まった「伝統」や
「慣習」を重んじる姿勢につながっていきます。そこで大切に
すべきことは、自立する気概や、他者への思いやり。また、家族、
地域、国家への帰属意識、また、過去・現在・未来と続く縦の
時間軸の中で形成される共同体への帰属意識といったものの価値
をしっかり認めていかなければなりません。

 イギリスの保守の政治家であり思想家でもあるエドマンド・
バークは、フランス革命について、あと先考えることなく、
ただ闇雲に既存のシステムを壊した姿勢を痛烈に批判しました。
大切なのは、歴史の流れ、慣習の体系、伝統の精神の重要性を
認識して、既存のシステムをいかに活用していくかを常に念頭に
置くこと。そして、改革や変化は、急進的に行うのではなく、
できる限り徐々に漸進的に行うこと。また、権力についても、
むやみやたらと振りかざすのではなく、権力の行使については
自ずと抑制的であること。

 こうしたことが保守の政治姿勢だと私は思います。国際政治が
流動的であればあるほど、目先の事象にとらわれて近視眼的に
判断する行為は慎まなければならないし、ましてや、判断を感情に
委ねるなどもってのほか。歴史をしっかりと振り返ることによって
中長期的な未来を見据えながら着実に国家運営を進めていく姿勢が
大切になってくると思います。

以上、これからの政治に求められる基本的な姿勢について、私なり
の考え方を申し上げました。

続きはこちらから。http://kobayashi-takayuki.jp/blog/

■─第11回小林鷹之東京後援会「飛鷹会」朝食勉強会のご案内─■

日 時:令和元年8月27日(火)
    受付・朝食 午前7:30~ 講演 8:00~9:00
場 所:ホテルニューオータニ「鳳凰の間」
    東京都千代田区紀尾井町4-1  
講 師:株式会社千葉ジェッツふなばし
     代表取締役会長 島田 慎二氏

参加ご希望の方は、お手数ですが下記のいずれかの方法で
お申し込み頂けると幸いです。
1)下記の事務局まで、電話でお申し込み下さい
    飛鷹会事務局:03-3508-7617

2)下記のメールアドレスに、お名前、所属(企業・団体名)
    お役職、連絡先ご住所(勤務先またはご自宅)、電話番号
    をお知らせ下さい。
     hiyoukai@kobayashi-takayuki.jp
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