リスクコミュニケーションについて
今朝、BBCでレッドフィールド米CDC(疾病予防管理センター)所長の記者会見を視聴しました。一部の米紙報道が正確性を欠いたことを受けた説明の中で、「今年の秋から冬にかけても、新型コロナウイルスが存在している場合、季節性インフルエンザとの判別が困難になり、対処も難しくなる」というものでした。
日本では、目下の緊急事態にどう対応するかに注目が集まっています。それは当然なのですが、同時に、少し先のことまで見据えて発信を行い、国民の皆さまに安心や心構えをして頂くことが必要だと考えます。
現時点で5月6日までとされている緊急事態宣言の今後の見通しについても可能な限り早めにアナウンスすべきですし、仮に延長となる場合については、ある程度長めの期間をみて国民の皆様にお伝えすべきと考えます。
これは、昨年、千葉県を襲った台風15号の際に、短期に停電が解消するとされながら、結局長引いたことにより、住民の皆様に不安や不信が生じてしまった経験を踏まえた考えです。勿論、見通しが良い意味で外れ、収束が早まるのであればそれに越したことはありません。こうした考えに基づいて動いてまいります。