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地域の可能性を引き出すために(道路アクセスについて①)

新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、各種政策づくりに携わっておりますが、地元の皆様の生活を豊かにし、また、緊急時において命や健康を守るための施策についても取り組んでいます。

 

特に、私の地元においては、各自治体(千葉市花見川区、習志野市、八千代市)によって事情は異なるものの、交通アクセス環境に改善の余地があると感じています。道路は当然つながっておりますので、地元にお住まいの皆様にとっての課題であると同時に、千葉県及びその隣接県等を含めたより大きな視点からも捉えていく必要がある課題もあります。

今回は、地元の道路アクセス、特に「国道」に関するものについて、現在私が取り組んでいる課題について、何回かに分けて紹介いたします(もちろん、県道・市道等についても多くの課題が存在することは認識しております)。

 

私が強い問題意識を有している課題を列挙しますと下記の通りです。

 

1.「道の駅やちよ」の広域防災拠点化

2.北千葉道路(国道464号)への八千代市としての関与強化(期成同盟への加入)

3.検見川・真砂スマート・インターチェンジ(仮称)の開設

4.幕張5丁目交差点の改良(国道14号上の歩道整備)

5.第2湾岸道路の整備

 

 

今回は、主に八千代市に関係する1.と2.について記します。

 

1.「道の駅やちよ」の広域防災拠点化について

 

私の選挙区内にある唯一の道の駅です。国道16号に隣接する施設で、八千代市のシンボルである新川を挟んで八千代ふるさとステーションとやちよ農業交流センターが存在します。設置時に市内で議論を呼んだ両施設を繋ぐ歩道橋についても多くの利用者が使用することとなり、毎年3月には有志の方々の努力の賜物である「新川千本桜(河津桜)」が咲き誇るエリアです。

現在、国土交通省において、道の駅を広域防災拠点として活用していく動きがスタートしています。大規模災害時に、自衛隊、消防、テックフォースの展開拠点や物資の集約場所等に利活用されることが想定されています。千葉県には多くの道の駅が存在しますが、その大半は房総半島南部に集中しています。しかし、首都直下地震で大きな被害が想定される県内の人口が集中する都市部(千葉市以西)には道の駅はたったの3つしかありません(やちよの他は、しょうなん(柏市)といちかわ)。各都道府県に原則1カ所とされています

 

特に、八千代市は地盤が強固であり、(次に述べる北千葉道路の今後の進展も鑑みれば)地理的にも良好な条件だと考えます。緊急時に、八千代市が近隣自治体を含めた広域エリアにおける人命救助や生活基盤の維持に貢献する観点からも重要な拠点になり得ると考えます。

 

また、広域防災拠点として指定されれば、国からの資金で有事に対応し得る施設へと進化させることができますので、平時においては、花見川・新川・印旛沼のサイクリングロードの整備や八千代市の「かわまちづくり計画」などとも整合性をとりながら、観光や農業の拠点として利活用することも十分可能です。

 

八千代市や近隣自治体の可能性を引き出し、地元のにぎわいを高め、産業振興にもつなげていく絵を描きつつ、服部八千代市長や熊谷県知事など関係自治体とも連携しながら、進めてまいります。

 

 

2.北千葉道路(国道464号)への八千代市としての関与強化について(期成同盟への加入)

 

北千葉道路とは、成田市~市川市の全長約43キロを結ぶことを予定している幹線道路です。これが完成すれば、成田空港と外環道を最短で結ぶことになり、沿線のアクセス改善のみならず、広域における人流・物流に影響を及ぼすことにより、既存道路の渋滞緩和などの効果も見込んでいます。

 

すでに一部は開通し、先月も市川・松戸市内の3.5キロ区間の事業化が決定するなど着実に整備が進んでいます直接市内を通過しない八千代市は、現時点において、「北千葉道路建設促進期成同盟」のメンバー(※)に入っておりません。

 ※メンバー:市川市、船橋市、松戸市、成田市、印西市、白井市、鎌ケ谷市、千葉県。

 

しかし、八千代市の北部エリアを含め、地元の利便性を大きく高めていくインフラであることは間違いありませんし、この道路が完成すれば、八千代市以東と以西の間の往来のあり方が変わり、成田街道(国道296号)の慢性的な渋滞の解消に資することも効果として期待されています。したがって、市内を通過していなくとも、こうした期成同盟に積極的に関与していくことが大切だと私は考えますし、そのことによって、今後のまちづくり(八千代市の総合計画等)との整合性を確保しつつ、地域の可能性を更に引き出していく術を検討していくことが必要だと考えますので、地元の八千代市や千葉県とも連携しつつ、引き続き、前向きに動いてまいります。

                                                                                              

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